学校ブログ
下校時の交通事故を防ぐために
先日、地域の方から、「日没が早くなり、下校時が大変暗くなっている。制服が黒っぽいので、徒歩の子はもちろん自転車に乗っている子も、横から見ると大変見えにくく、車を運転していると気付くのが遅れることがある。反射材を付けることも必要ではないか。」という、生徒の命を守るお話をいただきました。
さっそく、担当の教員が下校の様子を見に行くと、横断歩道を渡っている生徒がほとんどでしたが、街灯もなく、お電話のお話のように大変危険に感じました。
学校でも、横断歩道を渡ること、渡る前に立ち止まって、左右の確認をすることの指導を行います。
おうちでも鞄のサイドに反射材を付けるなど、車から命を守るサポートをお願いします。
九頭竜会の方々によるグラウンドの整備のお礼動画
サッカー部が、九頭竜会の方へのお礼の動画を作成しました。
→ お便り・お知らせ「①学校より サッカー部よりお礼の動画」
※パスワードが設定されています
九頭竜会の方によるグラウンド整備の様子は、11月27日投稿の本ブログをご覧ください。
「夢と探究を語るラウンドテーブル」丸岡高校✖️金津中学校✖️森田中学校
令和5年12月15日(金)
3年生の皆さんは、プラネタリウムでの学習の後、あわら市のあわら市中央公民館において、「夢と探究を語るラウンドテーブル」を開催しました。今回は、福井大学で開催されている福井ラウンドテーブルの生徒ポスターセッションに参加している丸岡高校、金津中学校、そして森田中学校で、これまで取り組んできた「探究を通した学び」を互いに実践報告し合いました。
最初に、代表生徒による3校の実践についてプレゼンテーションを行いました。森田中学校はSDGsプロジェクト実行委員の生徒がこれまでの「もりたSDGsプロジェクトの3年間の取組」を発表しました。金津中学校は「あわら考古学」「個人探究での取組」を、丸岡高校は「みらい共創」や「地域協働探究」など高校での探究を紹介してくださいました。
これをもとに、丸岡高校の山内校長、森田中学校の髙間校長からご講評やご助言をいただき、グループごとのラウンドテーブルへと移っていきました。テーブルは全43、ファシリテーターは丸岡高校2年生がしてくださいました。森田中3年生は「My story」という森田中学校での自分の実践や探究の学び、将来の夢をポスターにまとめ、グループのメンバーに紹介しました。
互いの実践報告後、「良いところ、魅力探し」というテーマで、気づいたことや互いの実践の素敵なところを、「円卓ん」のボードに書きこんでいきました。共通するキーワードをボードの中央にまとめ、最後に奥村くん、塚本くん司会のもと、全体共有がされました。
「森田中学校、金津中学校、丸岡高校がこうやってつながることで、また新しいことが生まれると感じた。」
「中学生でもしっかりと探究に取り組んでいて、高校での探究もさらにいいものにしたいと刺激を受けた。」
「金津中学校は一人一人がしっかりとテーマを設定して、探究に取り組んでいてすごかった。」
「森田中学校は探究と自分のこれからの生き方についてもつなげて考えていたのがすばらしかった。」
「森田中学校は地域だけでなく、ASEANやOECDなど世界とつながろうとしているのに驚いた。」など
互いに感動したこと、学んだことを交流し合っていました。
最後に福井大学教職大学院の西川先生から「中学校から自分でテーマを設定して、探究し、学んだことを語れることに感動しました。このような経験は将来につながる大切な力になる。また高校生活や社会でも、探究での学びを活かしてください。」とメッセージをいただきました。最後にみんなで記念撮影をしました。今後も、学校がつながりをもっていろんなことにチャレンジできるスタートの学びの場となりました。
冬の理科の校外学習「プラネタリウム 森田中学校バージョン」in セーレンプラネット
令和5年12月15日(金)
3年生が午前中に福井駅前ハピリン5階の「セーレンプラネット」にて、冬の理科の校外学習を行いました。プラネタリウムでは、スターガイドの山口さんから太陽の動きや季節による星の見え方の変化、季節が生じる理由や黄道十二星座などを解説していただきました。授業で学んだことと実際にプラネタリウムに投影されているものをつなげながら、生徒の皆さんはスターガイドと対話をしながら鑑賞して楽しく学んでいました。
今回は森田中学校のグラウンドから見た星空という、特別バージョンのプラネタリウム。東側の校舎から太陽が登り、南中後に西に沈む様子や、季節によって南中高度が変化することが実感できました。「たしか握りこぶし1個が10°だったよね。」と実際に握りこぶしを使って高度を測る生徒、「子午線って授業でも学習しました!」「季節は地軸の傾きが原因だったんだ。」と気づきをつぶやく生徒など、それぞれに日頃の学習とつなげながらプラネタリウムを楽しむ姿が見られました。
昼食時には、4階のボランティアセンターの職員の方々から、ボランティアについてのお話をいただきました。高校や社会で地域社会に貢献したり、困っている方をサポートできることにもチャレンジしていきたいですね。
我が校伝統の剣道祭が行われました
34回目となる、伝統の剣道祭。今年度も、学年で、日をずらして、3日間にわたり実施しました。
先陣を切ったのは、3年生。体育委員による「正座」「黙想」「互いに礼」の声掛けで、いつもの体育館が、凜とした道場に変わりました。もちろん全員裸足です。3日間とも暖かい日で少しほっとしました。
礼に始まり、礼に終わる武道。相手がいるからこそ、自分が高まります。お互いを尊重する気持ちをもって試合が行われました。
最初は、剣道部による公開試合。体育の授業でも仲間に教えるなど、みんなの模範でした。とてもかっこよかったです。剣道部の生徒達は、その後も、審判や結果の記録など運営面でも剣道祭を支えてくれました。
学級対抗戦も、体育の授業で学んだ成果を十分に発揮していました。試合時間は1分半なのですが、汗だくになります。それほど、竹刀を振る力が必要で、体をずっと動かし続けているのでしょう。
声がかれるほど応援し、友達の勝利を自分のことのように喜び、負けてもその頑張りをねぎらい、うれしさと悔しさを共に分かち合っていました。その姿にとても感動しました。また、クラスメートの道具のひもを結ぶのを手伝う姿も微笑ましかったです。
3年生の様子を取材してくださった、新聞記者の方が、「こんなに一生懸命になれるんですね。」と感心しておられました。こうやって生徒が一生懸命取り組むことで伝統が受け継がれていくんだなと感じました。
不審者対応避難訓練をしました
12月11日に、不審者対応避難訓練を実施しました。
学校の不審者対応の管理マニュアルの見直しと対応方法が一目で分かるようにリーフレットの作成を行いました。また、事前に、職員全体で、県外で実施された不審者対応避難訓練の動画の視聴し、初期対応する職員同士で何度も打ち合わせをしました。不審者を押さえるさすまた班も、押さえ方の確認をしました。
不審者が入ってきたことを知らせる放送で、全教室でバリケードをつくり、犯人が確保されたことを伝える放送で、全員が体育館に避難しました。
校長先生からは、「今回の避難訓練は、学校が安全であるための、先生達の訓練です。みんなには、不審者や不審者に対応する先生達の声が聞こえたと思いますが、声は聞こえるけれど姿が見えないことがみんなの命が守られているということなのです。学級、学年、学校を大切にする、地域を大切にし、住みよい町にすることが、安全な生活、命を守ることにつながっていきます。」というお話がありました。
警察の方に、自分がトイレやグラウンドにいたとき不審者が侵入した場合の対処や正しいバリケードのつくり方、バリケードをつくっても窓を割って入ってきたときの対応方法を質問することができました。
避難訓練後、警察の方と担当者が振り返りを行い、改善点を確認しました。学校が安全な場所になるよう、日頃から目張り気配り、安全確認を怠らずにしていきます。
1年生 どんな学年になっていきたいか
1年生全員で、卒業までに「どんなが学年になっていきたいか」を話し合いました。
話し合いは、実行委員が進行を務めました。実行委員から、3S(信頼のS、するのS、されるのS)のキーワードと、3Sにつながる、スクール(School)、先生(Teacher)、地域(Area)、友達(Friend)、家族(Family)それぞれの頭文字からとった、STAFFについて提案がありました。これは、学校や先生、地域、友達、家族を信頼し、また、信頼される学年になりたいという思いが込められていました。
また、提示された『森田エベレスト』は、頂上までを、裾野の最低限レベル、今の自分たちの中学レベル、最も高い大人レベルという、3段階に区切り、それぞれのレベルで達成するべき行動目標を1年生全員で考えました。
最後に、担当の先生から、人はしなさいと言われても頑張れない。自分たちで、どう行動するかを決めたのだから、ぜひ実行していってほしい。また、実行委員は、毎日短い時間を使って目標を考えた。みんなのために頑張ってくれた実行委員の人たちに感謝しよう。という話がありました。
学年全体が一枚岩となり、全員で考える時間をもち、同じ場を共有して、意見を交換する貴重な体験ができました。
1年生 英語で「福井のおすすめのもの」を紹介しよう
1年生の英語の授業で、ALTのニコラス先生の友人で、パイロットをされているクリスさんに「福井のおすすめのもの」を紹介するという活動を行いました。以前、1年生あてに「友人のニコラスに会いに、福井を訪れたいから、おすすめのものを教えて」というビデオレターを送ってくれたクリスさん。今回は、それにお答えするために、森田の教室とカナダを中継で繋ぎました。
日本では午前11時頃でしたが、クリスさんのいるカナダ北部のバフィン島(北極圏!)は、前日の午後8時頃でした。クリスさんの現在地を地図で見て、そこがあまりにも地球の北部だったので、生徒たちはびっくり。気温は-14℃、風が吹き荒れれば-40℃にもなる極寒の地から、森田中の1年生と話ができることを、クリスさんは楽しみにして下さっていました。
初めてのオンライン対話に、生徒たちはガチガチに緊張しつつも、タブレットで写真を見せながら、既習事項を総動員して活動に取り組みました。越前そばや羽二重餅、恐竜博物館などについて、ガチガチに緊張しながらも一生懸命話す生徒たちの話を、クリスさんは質問やコメントを交えながら聞いて下さいました。そんな温かいクリスさんの様子に、生徒たちも楽しく会話をすることができました。
その日の「あゆみ」には、「緊張したけれど、クリスさんが優しく聞いてくれたので、自分の言いたいことを伝えることができた」「自分の英語が通じて嬉しかった」「またこういう機会があったら挑戦したい」といった感想が多く見られました。
実際に福井を訪れてみたいと考えているクリスさん。もしかしたら、生徒たちが画面越しではなく対面でクリスさんとお会いする日も近いのかもしれません。その際は、生徒たちが紹介したように、福井を丸ごと楽しんでもらいたいですね。
1年生 英語のグリーティングカード
英語の授業で、誕生日や感謝を伝える際の「グリーティングカード」について学習しました。教科書にはカードの書き方が載っているのですが、今回はちょっと頑張って英語で手紙を書くことに挑戦しました。
お手紙の宛先は、カナダのサンタさんです。カナダ郵便(Canada Post)では、毎年クリスマスシーズンになると、世界中から届いたサンタさんへの手紙に、それぞれ無料で返信をくれる"Santa letter program"というものを実施しています。
生徒たちは、カナダ郵便が公式で出しているテンプレートを参考にしながら、学校生活のことや自分の好きなもの、将来の夢など、思い思いのメッセージを書いていました。
完成した手紙は、既に森田の郵便局からカナダに向けて旅立ちました。カナダに到着するまで日数がかかるので、お返事が返ってくるのは、冬休み明けになると思います。
カナダのサンタさんは、皆さんのお手紙に、どんな返信をしてくれるんでしょうね。
3年生 理科の太陽の観察
今週、天気がいい日をめがけて、天体望遠鏡を使って、太陽の黒点の観察をしました。
今は、太陽の活動が活発で、黒点の数が多いそうです。太陽投影板にうつった黒点の像も多く観察されました。また、端にうつった黒点の像がだ円形になることも確認できました。担当の先生から、「端の黒点がだ円形に見えることは、太陽が球形をしている証拠ですね。」と説明がありました。
教科書で確認するだけでなく、実際に目で確認にすることはとても大切だと感じました。
1年生 新校舎見学と建築工事体験
市役所営繕課の方が、1年生に向けて建設現場である新校舎の見学と工事の体験を企画してくださいました。工事をしてくださっている、竹野組の方もいらしてくださいました。
見学と体験は、建設産業に触れ合い、将来の職業選択の幅を広げることをねらいとしています。また、見学を通して新校舎に愛着をもってもらいたいとも考えました。
竹野組の方から、土木と建築それぞれの仕事の違いや役割分担をして仕事を進めていること、建物ができあがっていく達成感や体を動かして働く爽快感など建築業で働く魅力を教えていただきました。
新校舎の中の見学では、外からは見えなかった建設途中の教室や廊下、階段を見たり、実際に作業をされている大工さんの仕事の様子を見たりできました。また、工事体験は、壁に色を塗ったり、釘を打ち込んだり、床に線を付けたりする仕事をさせてもらいました。非常に貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございました。
夕方のニュースでも紹介されました。
森田中 人権集会開催
2023年は今日から、12月10日(日)まで人権週間です。本校では、今日、人権集会を開き、人権について全校で考えました。
今年のテーマは、令和5年4月に施行された『こども基本法』です。学校は、生徒に、「みんなはこども基本法で守られている」ことやその法律の内容を伝える義務があります。全校でこの法律について共有できたことが生徒の人権を守る第一歩になったと感じます。
人権担当の先生から、こども基本法について、クイズ形式で説明がありました。
最初のクイズ、「こども」の定義は、18歳以下である、○か×か。意見は半々に分かれました。答えは、18歳以下とは決められていない。成長の段階にある人、まだサポートが必要な人を「こども」と定義しているという説明がありました。
他には、大切な基本的人権が守られることや、誰にも差別されないこと、大事にされること、生活が守られ愛され、保護される権利が守られること、そして、意見が言えたり、意見を伝えたりする活動に参加できる権利があることが分かりました。
これまでの森田中学校の活動を振り返り、生徒会で取り組んだ、学校祭での、お互いのよさを伝え合う『褒め褒め大作戦』はお互いの人権を認め合う活動だったことや、ヘルメットの自由化では、命を守るためにヘルメット着用を徹底するねらいもあり、さらに、生徒の意見を反映させたことで、ヘルメット着用の意欲を高める思いがあったことが伝えられました。
いろいろな場面で、みんなの人権を守る活動が行われていることを、人権という視点から振り返ることができました。この後は、みんなの意見を伝えることのできる森田箱を設置するお知らせや森田地区のために自分たちができることを考える時間をもち、自分の人権だけでなく、同じ地区で生活している方々の人権を大切にする活動を考えることにつなげました。
生徒から、「こども基本法は、子どもの意見を聴いたり、取り入れたりするいい法律だと思いました。自分の意見をちゃんともって、発表したいと思います。そして、今よりもこども達が過ごしやすくて住みやすい森田にしたいなと思いました。」「地域をよりよくするためにも、意見を言える機会があったら、しっかり考えて言えるようにしたいです。ヘルメットの自由化は、休日でも付けてもらえるために考えられたことを知って、実行したいと思います。」という感想がありました。
1年道徳 心地よい聴き方を考えよう
1年生の道徳の授業では、ポジティブ教育にあるプログラム「ピア・サポートトレーニング」の中の『心地よい聴き方を考えよう』に取り組みました。
最初に、担任の先生から、ピア・サポートは仲間を助けることで、トレーニング(仲間づくり、困っている仲間の話を聴く、仲間同士で問題解決を行う)を通して、ピア・サポートする力を付けていくというお話を聞きました。
今日の課題は、「心地よい聴き方を考える」です。3つの聴き方の演技、最初の聴き方は、相手の言っていることをスルーしたり、話している人の顔を見ず、よそ見したりしながら聴く演技、二つ目は、あげ足をとったり、失礼な言い方で反応したりする演技、三つ目は、うなずきながら、時には相手の言っていることを繰り返して丁寧に聴く演技の動画を見て、感じたことを発表しました。腕を組んで聴く態度や相手をいらだたせるような反応、相手の行為に対して失礼な返答をする様子に気付いて発表していました。
先生から、漢字の「聞く」と「聴く」の違いについて、漢字のつくりをヒントにしたクイズが出され、生徒は二つの「きく」の違いを知りました。「聴く」の漢字の中には、耳、目、心のつくりがあり、中でも心が大切という話がありました。
次に、班になって、三つの聴き方を体験したり、その演技を観察したりする活動を行って、心地よい聴き方について考えました。感想は、タブレットのロイロノートを使って書きました。この後、感想を交流します。
相手を大切にする心は、態度で伝わります。相手を大切にすることは、相手の話を丁寧に聴くことで、相手の思いを理解することです。心地よい聴き方を上達させて、ピア・サポートできる力を付けてほしいと考えています。
今日の学校
昨日まで、3年生は三者面談を行い、進路について保護者の方を交えて、進路について話し合いました。この話を受けて、一人一人、自分の目標をもう一度確認し、ラストスパートに向けて頑張っていってほしいです。応援しています。
生徒玄関には、11月12日のマイ弁当デーのときの、お弁当の写真やお弁当を食べている写真、そして、朝お弁当を作った時の様子や感じたことを表現した川柳の一部が掲示してあります。学校にいらっしゃったときには、ぜひご覧ください。
お昼休み、火曜日は1年生が体育館を使用できる日でした。これは、長年のみんなの希望で、今年度の委員会活動で具体的に案として出され、教職員の職員会議で、安全に使えるにはどうしたらよいかについての協議を経て実現されました。今は、お試しで、みんなが安全に使えることが分かれば、次はボールの使用を考えていきます。今は、追いかけごっこをする人が多かったのですが、とても楽しそうでしたし、よい気分転換にもなると感じました。
九頭竜会の方々によるグラウンドの整備
学校のグラウンドの側溝が、芝に覆われて、水の流れが大変悪く、体育の授業や部活動に支障がありました。施設技師さんのグループにより半分は芝を取り除くことができたのですが、グラウンドと側溝の段差をなくしたり、もう半分の芝を取り除いたりする作業が必要でした。そこで、PTAの役員の方々に相談したところ、森田地区にある、壮年会を中心とした九頭竜会にボランティアをお願いしてくださいました。
日曜日の午前中半日にわたり、20名以上の方が協力してくださいました。また、トラックやユンボなどの重機も提供いただきました。作業が終わると、今まで見えなかった側溝の蓋が全部見えるようになり、グラウンドと側溝の段差も全くなくなりました。あまりのきれいさにただただ驚き、また感謝するばかりです。ありがとうございました。
森田地区のチームワークのすごさに感動し、森田中学校の生徒も、今も、将来にわたっても、地域に貢献できる人になれるような教育活動を進めていきたいとあらためて考えました。
2年生レジリエンス~自分の強みを見つけよう~
今年度から取り組んでいる、ポジティブ教育の一つのレジリエンス教育。レジリエンスは、竹のように、折れない心、逆境に負けない心をもち、ストレスがあっても、跳ね返したり、特にはスルーしたりするなどしなやかに対応する力と言われています。レジリエンスを生徒に身に付けてもらうことが目的です。
レジリエンスを身に付けるには、①支えてくれる人をもつ、②自分の「強み」をみつける、③自分はできるという感情を育てる、④「好き」というポジティブ感情を育む、という4つのトレーニングがあります。
2年生は、②の「自分の『強み』を見つけよう」に取り組みました。
24個ある強み(例えば、誠実さ、忍耐力、向学心、知的柔軟性、コミュニケーション能力、思いやり、希望、感謝、ユーモア、自己コントロール、寛容性、公平性など)を先生に紹介され、その強みが書かれた24枚のカードを使って、進めていきました。
まずは、自分の強みを同じ班員の人に教えてもらう活動。カードを使い、その人の強み(よいところ)について、なぜそう感じるかの理由もそえて伝えました。「(私の強み)そうかなー」と言った時の表情はうれしそうです。
次は、自分が強みと感じているところを、班のみんなに伝えました。「あってる」「わかる」と言われていました。このときも、なぜそう感じるか、自分のことを班の人に伝えることができている人もいて、素晴らしいと感じました。
そして、自分がほしい強みを考える時間。自己コントロールや、リーダー性、謙虚さ、コミュニケーション能力など、しっかり自分のことを考えていることがいいと思いました。
最後の感想は、「自分では思ってもいない強みを教えてもらって、びっくりした。自分の強みを見つけることができてよかった。」「人にはそれぞれ強みがあって、その強みを認め合うことが大切だと思った。自分の強みを磨いていきたい。」と今日の活動をしっかり振り返ることができました。少しずつ、レジリエンスを高めてほしいです。また、高めていけるよう、しっかり支えていきたいです。
技術・家庭科の研究授業実施~情報モラルを考える~
11月21日に、2年生の技術・家庭科の研究授業を行いました。また、指導主事の先生の学校訪問と本校の授業公開日でもあり、他中学校・小学校の先生も、数学や国語などの授業を参観してくださいました。
どの授業も、日頃の、主体的で対話的な深い学びを視点として改善したものを公開しました。また、授業の中でICT機器を活用することは、学習課題に興味をもつことや資料を読み取りやすくすること、生徒が仲間と意見を交流することに効果的でした。
技術・家庭科の研究授業は、情報モラルについて、『SNSを使うときどんなことに気を付けなければならないか』の課題を設定し、具体的な事例を基に、問題点、対応策について考えました。自他尊重という人権の面と法律の面の両方から、何が問題かを班でまとめ、全体で共有することで、考えを深めることができました。
生徒からは、「SNSに投稿する写真から身元が明らかにならない方法を考えました。身の回りにはいろいろな危険があるので、対策をしていきたいです。」「目先の危険しか考えていなかったけれど、トラブルが積み重なってどんどん大きくなることが分かりました。」「たくさんの法律があり、未然にトラブルを防止することが難しいと感じました。」という感想を受け、次の情報セキュリティーの授業で更に考えていきます。
情報モラルは、国語や社会、理科、道徳や保健体育、総合的な学習の時間等多くの教科で学びます。中でも、技術・家庭科の学習には、情報教育があり、その中で学ぶ情報モラルは、これまで学んだことをつなげて、情報活用能力を高めていきます。今回の授業は、これまでの学習を振り返り、深めていくとても大切な時間となりました。
新校舎工事だより3
生徒総会が行われました
生徒会長による「みんなで意見を言い合って、よりよい学校を作っていくための総会にしましょう。」の挨拶から生徒総会が始まりました。一つ目の議案は、2学期の生徒会活動計画、二つ目の議案は、よりよい中学校生活を目指して(校則改正について)です。
生徒会の目標は、「新学創団」。メンバーの造語で、『新しい学校をみんなで団結して創っていこう』という意味があるようです。今回の生徒会の議案も新しい試みの一つです。
第一議事)代議員と各委員会の委員長より、工夫された目標や具体的な取り組みが伝えられました。2年生のリーダーとして、学校のリーダーとしての自覚や意気込みを感じると共に、発想の豊かさに感心しました。その後の、質疑応答も、活発に行われ、議題を自分事として捉え、活発に行われました。どんな質問にも、分かりやすく回答している2年生に頼もしさを感じました。
第二議事)事前に、学級で、総会に向けての話し合いを行い、校則の意味を考えた上で、校則の中で疑問に感じる規則を出し合いました。各学級から出された意見を各学年の代議員で整理して、学年の意見としてまとめました。総会では、学年から出た意見を全校で交流し、校則改正までの流れを確認しました。今回は、靴下の色について改正に向けて話し合いました。話し合う前に、今回は「色の改正」であり「靴下の長さ(くるぶし以上)の改正」は安全の面から変更できないことを共通理解するために、生徒会執行部2人が小芝居で伝える工夫がありました。その後の、質疑応答では、1,2年から積極的な発言があり、その意見を受けて、生徒会執行部だけでなく、3年生からも発言に対する意見が出されるなど、みんなが参加している総会となりました。
総会で発言するときの課題も見つけることができ、森田中学校がますますよい学校に発展できるように、学校全体でみんなの成長を支援していきたいと思います。
マイ弁当デイ&教育講演会
11月12日(日)、日曜日授業で、PTAによるマイ弁当デイと教育講演会の2つの催しが行われました。
午前中の通常授業を終えた後、お昼には教室で、生徒自らが作った弁当を食べました。
友人たちと「朝早く起きて野菜をゆでたよ」「おにぎりに顔をつけてみた」「ふりかけで色を工夫した」などと弁当作りの苦労や工夫を話しながら楽しくお昼の時間を過ごしていました。
午後は講師の方を招いて、教育講演会が行われました。講師は、Living Space Atha 髙橋 絵麻先生。演題は「SOSの出し方」です。高橋先生は、ヨガのインストラクターです。中学時代は自信がもてず、不登校だったご自分を『もっと早くSOSを出せばよかった。周りの人に甘えればよかった。』と振り返ります。また、8年前に病気が分かったときは、『悪意のない言葉にも傷つき、不安になった。』そして、『自分の中にとどめておけない辛さとなり、みんなに助けてもらいたい。』と考えるようになりました。『不安や恐怖はため込むとどんどん大きくなる。言葉で伝えることで、自分を取り巻く環境がよくなっていく。』とおっしゃいます。具体的な、心や体の整え方を5つ教えてくださいました。また、自分の体を自分でマッサージする方法も教えてくださり、実際にみんなでやってみました。また、呼吸は自分の心のバロメータで、マッサージや呼吸で自分の心身のSOSが気付くことができることを教えていただきました。そして、世界は助け合いで成り立っていて、自分一人で頑張ることは大切だけど、周りの人の『SOS』に気付いたら声を掛けてほしいという思いをいただきました。
生徒から、「SOSを出している辛い人が周りにいたら、どんなサポートをするといいか」という質問があり、「大丈夫?と聞かれると辛くなることもある。普通に接して、普通に誘って、普通に質問してほしい」と教えていただきました。高橋先生、ありがとうございました。