技術・家庭科の研究授業実施~情報モラルを考える~

11月21日に、2年生の技術・家庭科の研究授業を行いました。また、指導主事の先生の学校訪問と本校の授業公開日でもあり、他中学校・小学校の先生も、数学や国語などの授業を参観してくださいました。

どの授業も、日頃の、主体的で対話的な深い学びを視点として改善したものを公開しました。また、授業の中でICT機器を活用することは、学習課題に興味をもつことや資料を読み取りやすくすること、生徒が仲間と意見を交流することに効果的でした。

技術・家庭科の研究授業は、情報モラルについて、『SNSを使うときどんなことに気を付けなければならないか』の課題を設定し、具体的な事例を基に、問題点、対応策について考えました。自他尊重という人権の面と法律の面の両方から、何が問題かを班でまとめ、全体で共有することで、考えを深めることができました。

生徒からは、「SNSに投稿する写真から身元が明らかにならない方法を考えました。身の回りにはいろいろな危険があるので、対策をしていきたいです。」「目先の危険しか考えていなかったけれど、トラブルが積み重なってどんどん大きくなることが分かりました。」「たくさんの法律があり、未然にトラブルを防止することが難しいと感じました。」という感想を受け、次の情報セキュリティーの授業で更に考えていきます。

情報モラルは、国語や社会、理科、道徳や保健体育、総合的な学習の時間等多くの教科で学びます。中でも、技術・家庭科の学習には、情報教育があり、その中で学ぶ情報モラルは、これまで学んだことをつなげて、情報活用能力を高めていきます。今回の授業は、これまでの学習を振り返り、深めていくとても大切な時間となりました。